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ガスファンヒーター・ガスストーブ使用上の注意事項

  • 執筆者の写真: 輝 山本
    輝 山本
  • 2017年11月24日
  • 読了時間: 3分

このHP(ブログ)で、一貫して主張したいのは、原発事故後の現在において、1.安い深夜電力を前提とするオール電化が如何にナンセンスであること。2.北米のシェールガス革命の恩恵で、都市ガスもLPガスも、安く調達でき、決して高いエネルギーではない。ということです。街の販売店(県登録の小さいプロパン屋さん)は、営業も保安もやる気が無いところが多いですが、ニチガスのように営業と値上げを頑張るガス屋もいるし、東京ガスエネルギーのように緊急保安を頑張るガス屋もいます。どうかオール電化を使ってみて、「料理が不便」「お湯が足りない」「冬は寒い」「投資回収できなかった」等の不満があれば、気軽にお近くのプロパン屋さんにご相談ください。

 余談はこれくらいにして、今日はガスファンヒーター、ガスストーブを安全に使うために知っておかなければいけないことをお話します。

 ガスファンヒーターもガスストーブも、過去10年以内に作られたものは、中古も含め不完全燃焼防止装置や立消え安全装置が標準で付いています。車に例えるとシートベルトとエアバックがセットで標準装備されているようなものです。従って、普通にガスコード(迅速継手付き燃焼器ホース、通称「カチット」)を使用して、コンセントガス栓とガスファンヒーターに接続し、電源に挿し、スイッチを入れれば、あっという間に部屋が暖まります。換気は必要ですが、酸欠になりそうになると、不完全燃焼防止装置が働き、ストーブは消えます。

 まず注意すべきなのは、ガスコードを使用せず、昔のゴム管を使用して無理やり接続しようとする場合です。現在、住宅の居室内のガス栓は、ほとんどゴム管には対応していません。ゴム管が使えるのは、屋外で使用するコンロや、台所で使う一部のコンロだけです。

 ガスコードを購入せず、ゴム管を使用すると、接続部からガスが漏れ、室内に充満し、大事故となります。分からないことがあれば、気軽に契約しているガス屋さんに聞きましょう。喜んでタダで教えてくれます。(場合によっては、ガスコードくらいならタダで貰えることもあります。)

 次に注意すべきは、中古のガスコードを使用する場合です。最近迅速継手部(接続部)からの漏洩着火事故が、都市ガス・LPガス問わず発生する事例があります。

 形あるものは壊れます。古い樹脂製品は劣化します。どうぞ新しいガスコードを使用してください。

 3つ目は、換気に注意してください。ガスストーブには、不完全燃焼防止装置は付いていますが、火が消える前に人が酸欠で倒れる可能性があります。ギリギリまで我慢せず、台所の換気扇を回すか、窓を開けて換気しましょう。仮に6kw以上の燃焼器を使用する場合は、機械換気が必要です。家庭用ファンヒーターでそこまで大きいものは少ないですが、ガスファンヒーター、ガスストーブを使用する場合は、換気扇を常時回すのも、酸欠防止策の1つです。

 ところで、ガスストーブ等を使いたくても、ガス栓がなくて利用できないとお悩みの方はおられますか?灯油ストーブの灯油運びから開放されたい方等です。

 ガス栓は、工事費2万円~3万円で付けられます。また、ガス屋さんによっては、新品を安く、中古品をタダ同然で譲ってくれる場合があります。それくらい、新規のお客さんは嬉しいのです。お近くのガス屋さんに気軽に相談してみてください。


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